11月28日~29日は東京で開催された表題の学会に参加してきました。

今回は食物アレルギーになるべく絞って聴講しました。
検査を研究されているグループは、なるべく病状を正しく反映する検査項目を見つけるよう努力されていました。
また、免疫療法(体質改善)を研究されているグループは、より安全に「食べて治せる」治療用食材や方法を検討されていました。自分がこれらの内容に直接関わることはまずはないと思われますが、アレルギー疾患のスタートとなることが多い食物アレルギーの勉強は全体の理解のためにも大事にしたいと思います。
また、食物アレルギーについて患者様、保護者の方、学校関係者の方々への教育をテーマにした発表も多く見受けられました。
慢性的に続いたり、社会生活と強く関わる病気については、患者様とその周辺の方への教育が重要となります。それらを教育界の専門テクニックを利用して強化する試みについては強く共感できましたので、自分も参考にしてみようと思いました。同時に職員教育にも活かしたいところです。

免疫療法のセミナーで演者の先生が「自分の科中心ではなく、患者中心の診療を行うようにしなくてはいけない。アレルギー科は特にそういう面がある分野だ」と強調されていました。確かにアレルギーに関わる各科の医師は呼吸器だけ、皮膚だけ、鼻やのどだけ、眼だけ診るのではなく全体を診なければいけないと以前から思いますし、この分野に自分が強く惹かれる理由なんだろうなと再認識させられました。


以前のことになりますが、11月6日に開院1周年を迎えました。

幸いなことにこれまで多数の患者様に来院いただいており、これからもいっそう精進していかねばと職員一同とともに決意を新たにしている次第です。

今後も業務や環境の向上に取り組み、新しい有効な検査、治療も無理ないペースで取り入れていく所存です。

引き続きご指導のほどよろしくお願い致します。

 


従来のインフルエンザ検査では、発症初期(発症後6時間以内)などウイルス量が十分に増加していない場合はインフルエンザが陽性であっても陰性と判定され、インフルエンザであることを見逃したり、また明日、再検査に来て下さいというケースが多くありました。 当院では写真の現像技術を用いた高感度の検査薬と最新の機器「クイックチェイサー Immuno Reader」を使用してインフルエンザの検査を行っていますので、発症初期から精度よく、正確な判定ができるようになりました。 検査結果により、すぐに治療を開始すれば、比較的軽い症状で収まり、短い期間で治る等、患者様への負担を軽減することができます。

さらに「クイックチェイサー Immuno Reader」を使用して、アデノウイルスとA群ベータ溶血連鎖球菌抗原の検査を始めました。 アデノウイルスは咽頭結膜炎(プール熱)や流行性角結膜炎などを、A群ベータ溶血連鎖球菌抗原は溶連菌感染症をいち早く診断することができます。 機器による検査のため、客観的に正確な判定を行うことができますのでご安心下さい。

 


3月中旬からダイエットに取り組んでおりましたが、先日目標である75kgに到達しました。約10kgの減量でした。

メニューは以下のとおりです。

①摂取カロリー減・・昼は買い食いのときはおむすび1個+野菜のおかず1個+カロリー低めはるさめスープ(適宜はるさめを食べたり捨てたりしています)。
帰宅が遅いので終業後炭水化物200kcalを食べて帰宅後はおかずのみ。
全般に、野菜やスープをしっかり食べて満足感を満たすようにしています。
ひとり夜外食時は700~800kcal程度で
塩分が多めなのが難点ですが今は満足度アップ、カロリー減を優先で。

②基礎代謝アップのため時々家で筋トレ
③運動 ジョギングマシン 週1~2回 6km/h×2分、8km/h×6分、10km/h×2分を1セットとしたインターバルを30分程度から徐々に長くして現在は50分間(最後の2分は6km/h)

自分としては現在の体重でもまずまず満足なのですが、安全域確保のためもう5kg減らすよう努力を続けようと思います。

今回の経験から自分の考えるダイエットのコツは以下のとおりです。

①時間、お金の投資は必要なこともある・・・・極端に言えば「仕事も家族も差し置いて」運動の時間を確保するぐらいでないと、しんどい運動はスケジュールから流されてしまいます。 また、時間の確保が難しい人は代わりにお金をかけることが望ましい場合もあると思います。(ジョギングマシン、ジムでコーチをつけるなど) 
②体のダイエットの前に「頭のダイエット」・・・「頭のダイエット」が完了すれば体のダイエットは時間と労力を投入するだけで、成功したようなものだと思います。 
③(いらっしゃる場合)伴侶の協力・・・「カロリー制限」において重要だと思います。そのためには「愛のある厳しさ」をお互い発揮できるパートナーシップの構築が前段階(②でいう「頭のダイエット」の一部ですが)として必要だと思います。

今回の経験を、患者様への提案に役立てていこうと思います。


4月の下旬頃より、診察室の窓からツバメをよく見るようになったので「巣をつくるのかな?」と思っていました。

予想通り、2週間ほどかけて裏口のセコムのライトの上に可愛い巣をつくりました。

つがいのうち1羽(メス?)は巣に鎮座し、もう1羽は少し離れた排気口で夜を過ごしています。
もう抱卵しているのかな?
こんな小さい巣でヒナは落ないのか心配です。

「ツバメは幸せを運んでくる」と聞きますので、暖かく見守ってやろうと思います。
ヒナが生まれたら子供を連れてきて見せてやりたいです。

ヒナが育つと巣の真下が糞だらけになるということなので、ダンボールでつくった糞よけを設置しました。ヒナの落下防止にもなるかな?

巣と屋根が近いため卵があるかどうか直視できないのですが、なんとか鏡を用いて撮影して後日報告させていただきたいと思います。


16日~18日は札幌で開催された日本耳鼻咽喉科学会総会に出席してきました。この会に出席するのは何年ぶりでしょうか。
昼は春らしかったですが桜はようやく満開を迎えた様子で、夜は気温一桁で寒かったです。
今回は耳鼻科分野の特にアレルギー、炎症を中心に講演を拝聴してきました。
アレルギー性鼻炎の基礎的・臨床的研究(減感作療法、鼻腔でのNO発現など)
唾液腺についての宿題報告
慢性の咳について、漢方薬について など(ラーメンの誘惑に負けそうになりましたが頑張ってランチョンセミナーを拝聴しました!)
唾液腺などの特殊炎症疾患については総合的な知見を高めるためにもさらに勉強していきたいと思います。


学会の季節もやってきました。

12日は第25回日本アレルギー学会春季臨床大会に参加してきました。

今回は初参加ということもあり、朝から夕までセミナーでどっぷり勉強させていただきました。

すべて耳鼻科以外の内容で、
・アトピー性皮膚炎
・喘息
・薬剤過敏症
・アナフィラキシー、エピペン講習会
・蕁麻疹、接触性皮膚炎など
・慢性閉塞性肺疾患
・食物アレルギー

昨年末にニュースになった、チジミを食べて生じたアナフィラキシーの事例についても詳しく話がありました。

この事例では小さな残念なミスが重なり悲しい結果になってしまいました。
献立表やエピペンなど、基本的な体制はあったもののそれぞれ不完全さがあったようでした。
学校を交えた管理の難しさをまざまざと感じさせられました。

その点も含め、ここで得た知識、問題点を自分のものとして自院での業務に生かしていこうと思います。


4月より学校健診が始まりました。

木曜午後が休診ですので、その時間帯に現在は1日4校行わせて頂いております。

5月9日には、作木および布野の小中学校で行いました。
そこで多数のアレルギー性鼻炎のお子さんに遭遇しましたが、多くは未治療のようでした。

アレルギー性鼻炎を放置しますと、鼻水鼻づまりによって勉学やスポーツに対する集中力が損なわれ、成績が低下するおそれがあります。

当院では、現時点で小児のアレルギー性鼻炎の患者様には薬物治療が第一選択になることが多いですが、適切な処方が決まりましたら最長で2ヶ月の長期処方を行っており、通院の負担が軽減するよう努めております。

また将来自宅で体質改善の治療ができる「舌下免疫治療」が保険診療で施行可能になりましたら、積極的にご提案させていただきたいと考えております。

対象患者様の保護者の方々には、ぜひ放置せず適切な治療を受けていただくようお勧めする次第です。


頸部の精密検査を迅速に行うべく、コンパクトな富士フィルム製超音波検査機を導入いたしました。
頸部腫瘍やリンパ節の診察、飲み込みの違和感が生じている場合の甲状腺の診察などを診察椅子に座っていただいたまま速やかに行うことができます。
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